強いデッキが強いとは限らない
さてさて今日は予定があったのでJはしなかったので別のお話を。
このブログのサブタイトル?にもなっている
「強いデッキが強いとは限らない」
これを説明したいと思います。
まずはじめに何言ってんだこいつ?一つの文章で矛盾できるとかアホなんじゃないの?
とか思った方もいると思います。
でもそれは後々この記事を書こうと思っていたのでその疑問を浮かべていてくれた方はまんまと私の策にはまっていたというわけです。
まず、それを説明する前にちょっと違うお話をしたいと思います。
私はコピーデッキやパクリデッキを使うことはものすごく重要だと考えています。
なぜだと思いますか?
それはそのデッキを使うことによって少なからずそのデッキの弱点や勝ち筋を「把握」することができるからです。
そう、デッキを「把握」することってものすごく重要な事なんですよね。
もちろん使わなくても見ただけで弱点を解ってしまうような方も中にはいると思いますが、私はそこまで頭の回転が早くないのでまずは敵を知るなら敵のデッキを使います。
そして実際に使ってみると意外と発見が多いものです。
なるほどこのデッキはこういうデッキに弱いのか
このデッキはこういう勝ちパターンがあるのか
このデッキには相性が良いはずなのにこういう動きをされると負けてしまうのか
などなど色んなパターンが見えてきます
例を一つ挙げてみましょう
自分がハンデスを使っています
相手は獣珍獣です
この場合デッキの相性はハンデス側に分があるでしょう
獣珍獣側は手札でOCしていたらハンデスにはおそらく歯が立ちません
相手はこちらがハンデスだと確信すると、野生の衝動をドローではなく獣強化に使ったり、サンエレファントをレベル1で出したりしてきました。
その結果こちらの打点不足で負けてしまいました。
こういったデッキの相性を覆すことは不可能ではありません。
もちろん相性が悪いということは負ける確率が高いわけです
しかしその確率を下げるために相性の悪いデッキにどう対応するかが重要になってきます。
この場合相手の獣珍獣を使っていた方はハンデスデッキを「把握」していたからこそこのような行動に至ったわけです。
そしてさらにハンデスがされて嫌なことを最大限した結果が勝敗につながったわけです。
さて今のは極端な例となりましたが言いたいことはなんとなく伝わったと思います。
色んなデッキを使ってみて色んなデッキを「把握」するということはそのデッキで負けてしまったとしても得るものは多かれ少なかれあると思います。
これはリプレイ動画でも言えることですね。
COJにはリプレイ動画を見る機能があります、しかも勝った側負けた側両方見ることが出来ます。
この機能はいわば「デッキ使用体験」と言っていいでしょう。
言い換えればリプレイ動画を見た≒コピーデッキを使用した
という図式が成り立たたなくもないわけです。
それでは本題に入りましょう。
「強いデッキが強いとは限らない」
この言葉には2つの意味があります
まず一つ目
デッキとしては強いが環境的に刺さっていない
こちらは明確な理由がありますね。
例えばですが固着と加護持ちばかりが採用されているデッキが使用率トップの環境で
黄単バウンスデッキを使用するとしましょう
黄単はデッキ内容としては「強い」のですが相性が悪くなかなか対戦で勝てないでしょう。
このような場合が一つ目の理由です。
そして二つ目
「強いデッキ」を使っているが使い方がわからない。
相性の悪いデッキとの戦い方がわからない。
自分のプレイスタイルと合っていない場合。
何言ってるんだこいつは?と思われるかもしれませんが
これは最初に述べたコピーデッキ、パクリデッキを使用した場合に多く存在します。
使い方がわからなければいくら「強いデッキ」と言えど勝率は伸びないでしょう。
使い方はわかっていても相性の悪いデッキとの戦い方がわかっていないと勝てた試合で負けてしまうでしょう。
これが私の思う「強いデッキが強いとは限らない」という言葉の意味です。
二つ目の理由が始めに述べた
「私はコピーデッキやパクリデッキを使うことはものすごく重要だと考えています。」
これと矛盾してるんじゃない?
と感じた方もいるかもしれません。
それは断じて違います
なぜなら様々なデッキを「把握」するという行為が自分に合ったデッキを見つけるということに繋がると私は考えているからです。
COJの話とは少し逸れますが将棋では様々な形の定石と呼ばれるものがあります。
これはいわゆる序盤でどのような展開にするかというものなのですが
これはカードゲームで言えば「デッキ」と言えるでしょう
そして定石には様々なタイプが有り相手の定石との相性が悪かった場合の対処法等もまた定石の中に組み込まれています
これはカードゲームで言えば言わば「デッキ内の数少ないメタカード」といった所でしょうか
将棋には様々な定石が存在しますが定石を新たに作るなんていうのはほんと一握りの人間にしか出来ません
例えば「藤井システム」など定石を作った人の名前が付くケースさえあります。
これはカードゲームで言えば全く新しい形の「デッキタイプ」を生み出したといえるでしょう。
プロ棋士でさえ「定石」を使います。
COJで言えばコピーデッキやパクリデッキを使う事と同じですね。
話を戻します。
カードゲームで新しいデッキを常に模索することは素晴らしいことだと思います。
「新しい強いデッキ」を生み出した人間は「初見殺しで勝ちまくれる」という大きなアドバンテージさえついてきます。
しかしそんな中で「既存のデッキ」を使いその刃を尖らせることもまた素晴らしいことだと私は思うのです。
刃を尖らせるとは相性の悪いデッキへのその場での対処方やデッキ改良の際のメタカード等が例に挙げられますね。
何で将棋の話なんて持ちだしたの?と聞かれれば私が学生時代将棋部だったことと、日本人なら誰でも知っているであろう将棋なら多少はわかりやすいかな?と思っただけです。
そんなわけで長くなりましたが私の言いたかった
「強いデッキが強いとは限らない」
という意味と
色んなデッキを皆さんが使ってみたいという気持ちになっていただけたのでしたら私は嬉しいです。
ここまで読んでいただいて有難う御座いました。
PS
こんしゅうのじゃんぷにかおすそるじゃーのかーどがついてました。
きらきらしててかっこいいとおもいました。